空模様の加減が 悪くなる前に・・・ 雪の森
■ ミゾレ降る道志みちをなんとな~く走っていくと、だんだん完全な、しかも重たい雪に変わっていってます。
ソレはソレで楽しく、ユックリ走りながら今夜の野営地を考えたりしてて。
伝説の男・たくさんが攻めた富士山は
須走!
富士山好きだし、行った事無い
ヤマボウシ!
近場でやっぱり
道志の森!
いや~、こんなん考えてるのが一番楽しいっす(^^)
■ 道の駅どうしに 到着。
スデに雪積もってます。
カッパも寒そうにしてました。
やっぱり平日だし、人影もまばら。
奥の食堂で ポトフ を頂く。おいしゅうございました。
■ 今回は前夜遅くの出撃だったんで、手持ちの薪が心許ない!
この日はこんな雪だし、ちびストーブ導入で消費量が増えました。
とにかく薪 手に入れとかないとなんで、ご存知
無人君(?)へ。
もう僕は焚火の無いキャンプが出来ないカラダになってしまいました(笑)
■ 結局、時間も時間だし
『ココで十分雪中キャンプできる!』 ってことで
【道志の森】へ。
なんかウダウダしてる間にどんどん積もって来てます。
しかも誰も居ね~し。
管理人すらいません(笑) 青野原か、ココは。^^;
■ 設営完了!
ようやくストーブも安定してきました。
その間、何度もOrigamiの壁に積もった雪をハタキ落としてます。
写真は落とした直後。
■ んで、一息ついて
雪を落とし、 コットを組み入れ、
雪を落とし、シュラフを入れ、
雪を落とし・・
あれ、さっきから雪落しばっかしてね~か?俺。
しかもだんだん突風が吹くようになってるし。(汗)
風の度にセンターポールが見たこと無いぐらい曲ったりしてます・・・
-- 実は高校時代スキー部でノルディックの競技をしてました。
そん時の経験上 この日の雪がもっとも厄介なモンだとは判ってました。重いし、当分止まないし。
周りの木々の枝が雪の重みで今にも折れそうになってます。
ん~、ナンダ?この
不安感?
・・・ 気づいちゃいました・・
『俺、雪山は良くしってっけど、キャンプは超初心者じゃね~か!!』
参天が風に強いのは知ってる。が、プラス湿った雪の重さが加わったら?・・・
・・・ って言うか一晩中ユキオトシか?
夜中寝ちゃってて
参天潰れたらどーなんのかナ~?考えます。
(答え)
寝袋の上に幕乗ってその上に重いドカ雪。
脱出不能。助け求めようにも
完ソロ・・・
『 死んじゃうジャン!』
ヤメ ヤメ~!
命賭けるこた無いのです。キャンプだし。
この時点で19時。暗い中猛ダッシュの撤収です。
森に滞在2時間半・・・
■ 完全に雪山になってる山道をユックリ降ります。
こんな時 スキー仕様の
スノータイヤ四駆は頼りになります。
それでも水分の多い雪はヤバいス。
エンブレ全開。ほとんどブレーキは踏みません。
● 一通のメール。たくさんからです。
『なべさんがソッチ向かってマス』
・・ いやいや!撤収しちゃったって!
ソッコーなべさんにTEL。
どうやら薪持ってきてくれたみたいなのですが、あのなべさんでも青野原あたりで危険感じてたみたい。
青野原の先の7-11で待ち合わせ。
いやー、ホントいい人だ。
でも連絡取れて良かった~!
なべさん、アリガトウございます!
森からココまで、何台も車が乗り捨てられてました。
スタッドレス履いててもムリなもんはムリなんすね。
■ なべさんと別れて 身も心も疲れたんで温泉で癒そうと 生まれ故郷、町田へ。
・・・ないっス。
ある筈の16号沿いの万葉の湯が、
ないっス。
今日はたぶん夢なんだろう、と。
ココまでついてないのか、俺は(-_-;)
意地で横浜まで行って 万葉倶楽部 。
ありました(^^)
ようやくお湯に浸かって、泥のように眠りこけました。
頭の中には 神様
Char のあの曲が・・・
『 空模様の加減が 悪くなる前に・・
行く当ての無い 旅に出よう・・・・ 』
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