流浪の髪切職人

（前回の続き）




■ そんなこんなで、製作編です。

今回のポイントは3つ。


● 新型長尺五徳足の製作

● ハンドル(持手) の製作

● 接続金具キャップの改良



こんなところを中心に作っていきます。

■ まずは ヒーターを長尺五徳足に固定しなきゃいけない。

● 初期型は Φ6mm ステンレス を1箇所折り曲げたのにすぎなかったのですが、今回は径の違うヒーター部とタンク部を合わせるために 若干のオフセットが必要です。

判り辛いけど、新型は 10mmのオフセットと下部(写真右側)に固定用の切り欠きがあります

これだけの太さのステンを曲げるのはかなりメンドウですが、かなり経験つんだんで結構正確に、スイスイ出来る様になりました。
モチロン前回で使用した 内径6mmのステンパイプ 大活躍。

これを3本作り、まとめて固定してからディスクグラインダーで長さを揃える。
切り口を地味にヤスリで滑らかに。




● 次に ヒーター部との固定ですが、前回 バネを引っ掛ける為に使った「クレセントクランプ(ホースバンド) 6mm用」を使用。

ジョイフル本田には何でもあります(^^)

これをヒーター枠上下にステンタッピング･ワッシャーで固定。
良い感じです。

爪(？)部分は若干内側に曲げてあります。



● タンク部との固定は 既存のバネ固定用穴の他にもう1つ 2mmの穴を開ける。
んで、ステン割りピン差し込んで固定。

当初の計画では 2mm のステン棒を細工して留め金具にしようと思ってたんだけど、メンドウなんで(^^)

これで持ち上げても一体化してマス。





■ ハンドルの変更


元々のチェーン。これはこれで利点も多いのですが、なんか気に食わなくて。
で、 Φ3mm のステンでハンドルをつけました。

若干「く」の字型にして ヒーターの支柱と平行になるようにしてます。

ヒーター上部との留め部分は 差込ワッシャーをかませて抜けないようにしてあります。


持ち上げた時安定しないかな~と思いましたが、全然平気。



持手は予熱器の下に合うようにアールをつけてます。

ただここは満足してないんで改良の余地あり。





■ 接続金具の改良


とにかく僕はモノ失くします。 生まれつきなんでショ～ガないんです。

で、あの真鍮製キャップ。｢ド～ゾ失くして下さい｣ と言ってるようなものです。


またまた臆面もなく ぎゅうさん のパクリ。

キャップ中心に Φ1.6mm の穴を開け 真鍮のヒートンのネジ切り部を短くして 接着。
ここはたぶん ロウ付けに変更します。

これでもう失くしません！




■ と、こんな感じの改良型弐号

これで ヒーター部からのプレッシャーは 完全に解放されました！
まだあまりテストしてないんでどうなるかはワカリマセンが・・・

とにかく ヒーター部自体が上下に動かせるんで、最適なバーナーとの隙間を探って行きます。




今回 ステンレスの加工するにあたって 新規導入した道具 『ディスクグラインダー』。

なんで もっと早く買わなかったんだろう って位重宝します。
ステンもサクサク切れます。危ないスけど。

またこれを償却するために 色々作んないと。
まだまだアイデアは有るんでチョコチョコやって行きます。